DOMMUNE BOOKS 1  DOMMUNE

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「過去」の記憶装置として存在した書物は「現在」インターネットにその役割を委ねつつあります。しかし、意味生成の場として、その役割を放棄したわけではありません。意味生成という現象はヒトが生きている限り、あらゆる場面で問題なく行われています。同じ内容の言葉でもメディアを移行することで、違う意味に転換されてしまうことも少なくなく、インターネットと書物の間には必ずしも兌換性は存在しないとさえいえます。「書物は、読まれることによって「物質」であることを止める」とは、故・中野幹隆氏の言ですが、それはメディアの形式に重きがあるのではなく、言語活動の内容に価値があると断じていることは疑いを容れません。ファイナル・メディアであり、「紙メディアの墓場」と位置づけたDOMMUNEが言語活動の場として特異な機能を有したとすればそれを記録したファイル・アーカイヴ、つまり"言語の骨壷"が、再度、紙メディアに改葬される時、その言葉は墓場から立ち上がってくる生ける屍として、異臭を身にまとうだけなのか、それとも、新たな"意味蘇生"を引き起こし、想像もしなかった次元を切り開いてしまうものなのか。DOMMUNE BOOKSの刊行は、いわば、その実験の舞台となるのです。中野氏は1984年に書かれた先の文章でこう続けています。「書物は今日、<文字と紙>という最もプリミティヴな生、裸のコードに還元され、電子メディアをはじめとする諸メディアとのキメラとなり、ハイブリッドな共生状態に入るのです」と。
「現場」と「思考」との自在な往復、あるいはエディトリアルという近代的知性とアクシデンタルなむき出しの「生」。そう、読者を「現在」よりもなお、刺激的な紙とインクの意味蘇生の現場へと連れ出すことが我々DOMMUNEBOOKSの狙いなのです。なんつって(死語)!!!!!!!!!!!!!!!!
 
説明不要のDOMMUNE
そのOFFICIAL GUIDE BOOK 1号です