にほんのかたちをよむ辞典


 
 
 
 
 
図説 にほんのかたちをよむ辞典      形の文化会 編





 



金子務先生を会長に向井周太郎先生や高木隆司先生も参加している形の文化会が編集するこの本、コアな内容になっております。




内容は
1 かたちのことば
1−000 形/形質
1−01 かたちの見取図
1−02 かたちと方法
1−03 世界をかたどる

2 かたちのかたち
2−000 民族芸術学
2−01 天象と地象
2−02 物怪と異界
2−03 道具と暮らし
2−04 遊芸と芸道
2−05 文字と数と謎
2−06 図形と象徴
2−07 記号と文様
2−08 メディアと様式
2−09 からだと衣装

3 ひととかたち
3−000 身振り

 
 

いきなりですが、
かたちとは? 

かた(型)+ち(魂)であると。
「物のカタチを象ること。象るには種々の彩色を施す彡にて其義をす」
とあります。
形の同訓異義に姿・貌・状・容・象などがあるが、もののナリカタチを示す形に対して、姿はシナブリ(風俗)、象はカタドリ、容はツキ、貌は一身の恰好、状はナリとされている。花形は花が丸いか平らか、花状は花の模様、花容は人の姿の様が花のような、という意味です。




形体/形態 日本美術は自然主義的な描写を主体としながらも、大胆な幾何学的抽象のかたちを巧妙に取り入れてきた。




具体的なかたちと理念的なかたち
形体は、一般に人間が視覚として捉えることのできる自然界や人工物など多種多様な具体的なもののかたち、姿、様子を指す。形体はかたちそのものを表すほか、形態、形状、型、姿、形象、イメージ、パターン、像といった、様々な言葉が持っている概念で包含される。形体と形態は同義語であるが形体は「form」形態は「shape」にあたる。前者は材料(マテリアル)やテクスチュア(材質感)と、その表面色の色彩まで含んだ具体的なかたちの概念や、抽象的な概念のかたち、実際に存在していないが人間が頭に描くことのできる理念的なかたちをいう。これに対し、後者の形態の態は「生態学」や「様態」のように、対象となるかたちの置かれた様子や周囲の情況・環境などの意味を含んだかたちの様相の概念として使い分けられる。



表面 
視覚的把握は、表面の認知に依存していながら表面が顧みられることはない。
感覚/知覚/認知
知覚像には、素直な外界刺激への対応ばかりではなく、加工による虚構が入り込む。
硬軟
「形」という視覚的な概念は「硬さ」という触覚的概念と不可分である。





形から貌から型から鬼から喫茶から文字から火消しから卍まで.......
日本にある「かたち」を検索できるこの辞典すごく感じのいい本です。
かたち(モノ)の概念から要旨まで、だいたい書いてあります